労働災害現場の安全教育にVR
アクティオ、疑似体験システムをレンタル提供
アクティオ(東京都中央区)は、建設現場における安全教育システムを開発した。仮想現実(VR)を利用し、労働災害で多い高所からの墜落事故を疑似体験できる。レンタルで7月2日から提供し、料金は3日間で30万円(消費税抜き)。今後1年間で50社との契約を目指す。
新サービス「セーフティ トレーニングシステム VR オブ アクティオ」を提供する。ACCESS(アクセス)などと連携して商用化した。
一般的なVRでは利用者の視野角が110度ほどで没入感が乏しかったが、新システムでは視野角が210度で没入感を得られるとともに酔わないという。体験できる事故のシナリオを順次増やし、作業での安全意識を高めることを支援する。
JR西日本は、ソフトバンクと共同開発した、仮想現実(VR)を使った安全教育プログラムを5月に導入する。列車への接触や高所からの墜落など、作業現場で起こりうる9パターンの映像をヘッドマウントディスプレー(HMD)で視聴できる。研修施設に導入し、労働災害防止につなげるのが狙い。鉄道事業に従事する同社およびグループの社員約3万5000人が対象となる。
安全教育プログラムは、駅係員、乗務員、車両、施設、電気の五つの系統別に2種類のパターンを制作した。自分の業務において起こりうる労働災害を、実写映像を使用することで、よりリアルに体感できる。労働災害に至る過程を重視する内容にした。
教育プログラムはスマートフォン用アプリケーションとして開発。ソフトバンクと協力し、2017年夏ごろから、約半年間をかけて、制作した。HMDにスマホを装着し、パソコンから一括で操作するシステムとなっている。JR西日本の教育施設である社員研修センター内の「安全体感棟」で、同プログラムを導入する。
新サービス「セーフティ トレーニングシステム VR オブ アクティオ」を提供する。ACCESS(アクセス)などと連携して商用化した。
一般的なVRでは利用者の視野角が110度ほどで没入感が乏しかったが、新システムでは視野角が210度で没入感を得られるとともに酔わないという。体験できる事故のシナリオを順次増やし、作業での安全意識を高めることを支援する。
日刊工業新聞2018年4月26日
JR西日本は、ソフトバンクと共同開発した、仮想現実(VR)を使った安全教育プログラムを5月に導入する。列車への接触や高所からの墜落など、作業現場で起こりうる9パターンの映像をヘッドマウントディスプレー(HMD)で視聴できる。研修施設に導入し、労働災害防止につなげるのが狙い。鉄道事業に従事する同社およびグループの社員約3万5000人が対象となる。
安全教育プログラムは、駅係員、乗務員、車両、施設、電気の五つの系統別に2種類のパターンを制作した。自分の業務において起こりうる労働災害を、実写映像を使用することで、よりリアルに体感できる。労働災害に至る過程を重視する内容にした。
教育プログラムはスマートフォン用アプリケーションとして開発。ソフトバンクと協力し、2017年夏ごろから、約半年間をかけて、制作した。HMDにスマホを装着し、パソコンから一括で操作するシステムとなっている。JR西日本の教育施設である社員研修センター内の「安全体感棟」で、同プログラムを導入する。
日刊工業新聞2018年4月24日