沖縄科技大、初の卒業式。10カ国・地域の14人に博士号

 沖縄科学技術大学院大学は初の卒業式を沖縄県恩納村のキャンパスで開いた。日本人2人を含む10カ国・地域出身の14人が博士号を手にした。式は欧米式で厳粛かつ和やかに行われた。

 証書の授与では各学生の人となりや業績を担当教官が紹介し、会場から笑いや祝福の声が上がった。チェリー・マレイ理事会議長から博士の証明となる「フード」を肩にかけられ、学位記をピーター・グルース学長から手渡された。

 グルース学長は「当大学にとって真の意味でスタートの日。修了生の成功が大学の使命を果たしている証明となる」と国際的な科学界に飛び立つ学生の活躍に期待した。

 沖縄科技大は世界最高基準の自然科学研究機関を目指し、国が設立した。5年間の博士課程のみで、今回の卒業対象者は1期生として2012年9月に入学、17年3月-18年2月に学位を得た学生。学際的な教育を提供しており、学位は「博士(学術)」となる。

日刊工業新聞2018年3月1日

三苫 能徳

三苫 能徳
03月01日
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式ではノーベル物理学賞受賞者であるスタンフォード大学のスティーブン・チュー博士が祝辞を述べました。自身の経験から「失敗しても良いと学んだが、成功するのに何が必要か特定するためには早く失敗した方が良い。もし失敗しなければ、それが人生の大きな失敗になる」と、修了生を激励した言葉が印象に残りました。
修了生の進路は、ハーバード大、ジョンズ・ホプキンズ大、ローレンス・バークレー米国国立研究所、東大での研究職や「ネイチャー」関連誌の編集職などとのこと。活躍をお祈りするとともに、縁のできた沖縄との結びつきを今後も強めてほしいと願います。おめでとうございました。

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