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住商、石垣島で電動バイクを100台シェア サービス拡大に向けて発進

住商、石垣島で電動バイクを100台シェア サービス拡大に向けて発進

電動スクーター(左)と交換式バッテリーの充電ステーション

 住友商事は沖縄県石垣市でバッテリー交換式電動スクーターのシェアリングサービス「GO SHARE」を始めた。市内に貸し出し拠点3カ所と充電ステーション4カ所を設けて100台体制でスタートした。まずは観光向けとし、初年度7000人の利用を見込む。

 島の魅力向上と環境負荷の少ない移動手段の整備が狙いで、石垣市と連携して進める。台数を順次増やし、石垣や周辺離島に住む島民への定着を図る。災害時はバイクを無償で提供する。

 全額出資子会社のe―SHARE石垣(石垣市)を通じ運営する。沖縄ツーリスト(那覇市)の外国人向けレンタカー事業のノウハウを生かす。住友商事九州(福岡市博多区)も参画し、九州への展開を見据え実績を積む。

 料金は50cc型で1時間1500円(消費税抜き)、4―24時間利用は上限6000円。125cc型も用意。離島ターミナルなどで貸し出す。
日刊工業新聞2018年1月7日
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
バイクは台湾のGogoro製。50cc型に試乗しましたが、加速が力強いので高低差のある石垣島でも快適に走れそうです。電動ならではのクリーンさも利点ですが、交換式バッテリーなので返却前に給油しなくてよいのが魅力的。特に地方や離島では給油所が少なかったり、レンタカー店から離れていたりと面倒なことも多いので。バッテリーは1個10kg×2。女性は交換作業がちょっと大変かもしれません。

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