標準、望遠、準広角、広角…。パイオニアが4種の自動運転向けライダー開発

2020年に量産

 パイオニアは4種類の自動運転向け高機能センサー「3次元(3D)ライダー」の開発に着手した。標準品に加えて望遠、広角といった特徴を持つライダーをそろえることで自動運転の高度化を目指す顧客の要求に柔軟に対応できるようにする。一般道で緊急時を除きシステムが運転する「レベル3」以上の自動運転車への搭載を想定し、19年―20年にかけて試作開発を完了する予定。20年代の量産化を目指す。

 3Dライダーはレーザー光で車の周辺環境を高精度に検知するセンサーで、自動運転の中核部品。パイオニアは微小電気機械システム(MEMS)技術を使ったミラーを採用することで、小型・軽量、低価格を実現したライダーの開発を進めており、9月下旬に試作の初号機のサンプル出荷を始めた。

 この試作機をベースに車の遠距離にある物体の検知に適した標準、望遠、準広角タイプと、近距離かつ広範囲にわたって検知が可能な広角タイプの計4タイプの開発に着手した。

 このうち望遠タイプは最大で約200メートル先の対象物を検知できるようにする。広角タイプはミラーをらせん状に動かす「ウォブリングスキャン」と呼ぶ検知方式を採用し、水平検知角180度以上の検知性能を持たせる考え。

日刊工業新聞2017年11月10日

明 豊

明 豊
11月12日
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レーザー光を使ったセンサーを巡っては、米ベロダインが先行し仏ヴァレオやコニカミノルタなどが開発を進めている。独ZFは16年に同センサーを開発する独イベオ株の40%を取得している。

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