日本車両、採算悪化で米国の鉄道生産断念。解決金に375億円

受注者の住友商事、発注先をシーメンスに変更

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受注時に発表した準高速鉄道用2階建て客車のイメージ
 日本車両製造は6日、米国での鉄道車両の大型受注案件を断念し、直接受注者の住友商事に解決金3億2894万ドル(約375億円)を支払うと発表した。カリフォルニア州交通局とイリノイ州交通局から2012年、2階建て車両を合計130両受注したが、全て米国製部品を使用する条件によるコスト高などで採算が悪化していた。解決金支払いのため親会社のJR東海から350億円を借り入れる。

 16年12月にカリフォルニア州交通局などに生産継続が困難になったと申し入れ、住友商事と協議してきた。五十嵐一弘日本車両社長は「設計体制を強化してきたが、こういう結果になり残念だ」と心境を述べた。

 130両は時速約200キロメートルの準高速鉄道用で、日本車両の米国子会社が生産していた。

 米国製部品の使用のほか、車体の強度不足による設計変更や米国の台車メーカー倒産もあり、コストが積み上がった。今後、日本車両の代わりに独シーメンスが生産する。

日刊工業新聞2017年11月7日

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

これは相当お粗末。もともと車両は利益率が低い。シーメンスがアルストムと事業統合になると、ますます日本勢はサプライチェーンで勝てなくなくなる。

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