日立が供給を始める「工場シミュレーター」って何?

IoTプラットフォームで工生産計画などを最適化

 日立製作所は、IoT(モノのインターネット)基盤「ルマーダ」の工場向けソリューションとして、新たなシステムを追加し11月に発売する。工場の生産計画を自動で立案するシステム「工場シミュレーター」と、製品の組み立て作業の手順書を自動で生成するシステム「組立ナビゲーションシステム」を加え、ラインアップを拡充した。中小企業などに提案し、2018年度までに100の工場への導入を目指す。

 「工場シミュレーター」は、生産状況の進捗(しんちょく)や受注量に関する情報などを収集。作業負荷を平準化した生産計画を自動で立案する。一方、「組立ナビゲーションシステム」はCADデータから設計内容や構造情報を取り込み、分解順序と分解動作を分析。その後、適正な組み立ての順番や作業手順書を生成する。

 日立は7月に工場向けソリューションとして、無線識別(RFID)タグやネットワークカメラなどを使ったシステムなどの提供を始めた。

 今回の新システムについて、大橋章宏情報制御第三本部長は「新システムと既存のシステムを合わせることで、生産計画を最適化するソリューションとして完成した」としている。日立の大みか事業所(茨城県日立市)で製造期間を約50%短縮したシステムを基に、ソリューションとして確立した。

日刊工業新聞2017年10月18日

明 豊

明 豊
10月20日
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「Lumada」のユースケースも2017年3月末時点で200件を超えている。日立は顧客が求める価値を「売上向上」、「コスト最適化」、「リスク低減」、「コストの見える化」の4つに分類。ユースケースの半分をコストの見える化が占めている。

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