普及必至の簡易HV、燃費を改善する業界初のベアリングとは?

NTNがハブベアリングとモーター・ジェネレーターを組み合わせ

 NTNは欧州中心に普及拡大が見込まれるマイルドハイブリッド車(HV)向けで、燃費を約10%改善できるモーター・ジェネレーター機能付きハブベアリング「eHUB」を開発した。前輪駆動車の場合は後輪といった形で非駆動輪に搭載し、モーターで駆動をアシストしてエンジン負荷を軽減する。減速時は発電機としてバッテリーに充電できる。ハブベアリングとモーター・ジェネレーターを組み合わせたモジュールは業界初。

 27日開幕の「東京モーターショー」への出展を皮切りに提案活動をはじめ、並行して2017年度内にサイズなどのめどをつける。すでに実車に取り付けた社内試験は始めている。22年度までに量産し、25年度に100億円の販売を目指す。

 現行車ではタイヤの回転を支えるハブベアリングと、ブレーキディスク内側との間に空間がある。この空間に着目し、ハブベアリング外輪の外側へ、同空間に収まるサイズのモーター・ジェネレーターを組み合わせた。このため、現行車の足回り設計を変更せずに採用できるのも特徴だ。

 モーター最大出力は非駆動輪2輪への搭載合計で20キロワット。左右のモーターを独立制御する専用コントローラーも開発中でシステム商品としても提案する。

 欧州勢が推進する48ボルト駆動マイルドHVシステムと開発品を組み合わせた場合、エンジン車と比べて燃費は最大25%改善できる。

明 豊

明 豊
10月22日
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EVもターゲットで、駆動アシストによる電費改善が見込める。EVメーンモーターを使わずに、開発品のみで時速10キロメートルほどのクリープ走行も可能。滑りやすい路面走行時に、車両姿勢を安定制御する用途としても活用できる。

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