トヨタ、FCV「ミライ」の納期最短1カ月に
生産体制整う。通常の市販車並みに短縮
“ミライ”がすぐそこに―。トヨタ自動車の燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」の納期が1―2カ月程度に短縮している。以前は生産能力が追いつかず、納期のめどは2019年以降と公表していた。通常の市販車並みの納期となったことで、待ちきれずに購入を断念した個人や企業にとっては朗報といえる。
トヨタはFCVを「究極のエコカー」と位置付け、14年12月に世界で初めて市販した。トヨタのFCVは現在はミライのみで、17年7月末までに世界で累計3857台を販売した。
元町工場(愛知県豊田市)で組み立て、当初は1日の生産台数が3台だった。17年には年産能力を3000台程度に拡大するとしていたため、受注量をカバーできる体制になったようだ。
燃料の水素を補給する水素ステーションは開所準備中のものも含めて全国で約100カ所にとどまるが、政府は20年度までに約160カ所、25年度までに約320カ所に整備する方針を打ち出している。
トヨタは20年以降に世界で年3万台以上のFCVを販売する目標を掲げており、水素社会実現に向けた挑戦が今後本格化する。
トヨタはFCVを「究極のエコカー」と位置付け、14年12月に世界で初めて市販した。トヨタのFCVは現在はミライのみで、17年7月末までに世界で累計3857台を販売した。
元町工場(愛知県豊田市)で組み立て、当初は1日の生産台数が3台だった。17年には年産能力を3000台程度に拡大するとしていたため、受注量をカバーできる体制になったようだ。
燃料の水素を補給する水素ステーションは開所準備中のものも含めて全国で約100カ所にとどまるが、政府は20年度までに約160カ所、25年度までに約320カ所に整備する方針を打ち出している。
トヨタは20年以降に世界で年3万台以上のFCVを販売する目標を掲げており、水素社会実現に向けた挑戦が今後本格化する。
日刊工業新聞2017年9月7日