航空機のジェットエンジン用鍛造部品、IHIが国産に切り替えるワケ

IHIホームページより

IHIは、相馬第二工場(福島県相馬市)で生産している航空機エンジン用コーンシャフトの鍛造部品を、仏製から国産に切り替える。日立金属などと設立した日本エアロフォージ(Jフォージ、岡山県倉敷市)製の鍛造品に改める考えで、品質試験を始めた。早ければ数カ月以内に切り替えを完了する計画。フランスからの船舶輸送は約2カ月かかるが、国産化により部品の安定確保とコスト低減を図り、増産時の対応力強化につなげる。 コーンシャフトは旅客機のジェットエンジンに使う部品。椀(わん)を伏せたような形状で直径1100ミリメートル、高さ600ミリメートル程度。鍛造品はこれに合うよう円筒形状をしており、切削などの作業時間を短くするため、仏企業の工場であらかじめ段差のカット加工を施してある。主な金属材料はニッケル合金。 これまでは「技術の関係で仏企業しかできなかった」(高橋良二相馬第二工場長)が、Jフォージ製部品で品質試験などを行った結果、代替できる見通しがついたという。 IHIは国内製に切り替えることでニッケル合金やチタン合金などの大型鍛造品を安定調達でき、レアメタル(希少金属)の使用量削減やコスト削減にも役立つと見ている。 Jフォージは2011年にIHIが日立金属、神戸製鋼所、川崎重工業などと設立した鍛造品の製造会社。

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