「からくり」「SDGs」が人気!書籍売り上げランキング2019

おすすめ本の紹介<番外編>

2019年日刊工業新聞社発行の書籍から、「売り上げランキング2019」として上位10冊を紹介します。このランキングには社会の潮流を掴もうとするビジネス書から、読み継がれる技術書の名作まで、多彩な書籍が揃いました。  上位5冊には、編集部からのコメントを付けて解説します。 著者名:岩崎 悠真 著 発行月:2019年7月 価格:定価(税込)2,640円 販売サイト: 内容紹介:  「マテリアルズ・インフォマティクス」とは、AIの中核をなし、統計数理に基づいた技術である機械学習を含む情報処理技術を、フル活用し材料開発を進めていく分野です。本書は、材料開発に従事する人のための機械学習の入門書。機械学習そのものの記述は最小限に留め、材料開発の要素を多く盛り込んでいます。また、実際の材料開発への応用事例も記載しています。 編集部コメント:  専門的なテーマを扱っていますが、機械学習の「使い方」が分かる本として多くの方に読んでいただきました。発行から5カ月経っても、問い合わせが多い書籍です。著者が「はじめに」で述べているように、「なんとなく機械学習っていうのはこういうもので、こういうアルゴリズムで、こういう特徴があって、こういう風に材料開発に使えるんだ〜、というのがイメージできればそれでいい」という超入門書でありながら、機械学習の具体的な応用の姿が見える点が高く評価されている要因だと感じています。 著者名:ピーターD.ピーダーセン、竹林 征雄 編著 発行月:2019年2月 価格:定価(税込)2,420円 販売サイト: 内容紹介:  SDGs採択に到るまでの背景や、 SDGsの考え方、事業への活かし方を紹介します。SDGsを事業として取り組む際に役立つツール(ワークシート)も掲載。「SDGs実力測定」では、30の設問に答えることで自社のSDGsへの対応能力の現状を測定できます。また、企業活動で特に重要な12の目標については、各界の有識者らが詳しく解説します。巻末に、SDGsの17目標・169ターゲット一覧付き。 編集部コメント:  2019年は「SDGs」が浸透した一年でした。弊社だけでなく他社からもSDGsをテーマ にした書籍が多数発行されました。2020年は、「SDGsの理解」から「SDGsの具体的な 取り組み」が求められると予測されます。本書は環境、エネルギー、CSRを専門とす る著者陣の知識を結集しました。実務に重点を置いているので、ビジネスの観点から SDGsを捉えるには最適な一冊です。 著者名:宮岡 佑一郎 著 発行月:2019年3月 価格:定価(税込)1,650円 販売サイト: 内容紹介:  人間や生物の遺伝情報を操る「ゲノム編集」は、食料や医療、畜産など幅広い分野から注目されています。本書は弊社が展開する「今日からモノ知りシリーズ」の1冊です。同シリーズの特徴である、本文とイラストの組み合わせで、基礎から応用まで丁寧に分かりやすく解説しています。 編集部コメント:  「ゲノム編集」は、2019年のトレンド技術に入るのではないでしょうか。新聞、ウェブ、さまざまな媒体でよく目にしたキーワードです。縦書きで1項目を2頁で解説する、という入門書の中の入門書といえる見せ方が、読みやすさにつながっていると思います。ゲノム編集に興味があり、技術内容を知りたいけど専門的なのは必要ない、という方がまずは手にされたのではないでしょうか。2020年に入っても、まだまだ目の離せない技術です。 著者名:日刊工業新聞社 編、松木 喬 著 発行月:2019年3月 価格:定価(税込)1,760円 販売サイト: 内容紹介:  長続きする企業になるための手法として「SDGs」を取り上げ、経営に活かす方法を紐解きます。また、SDGsを経営に取り入れている17の企業・機関の事例を紹介。具体的な成功例(新規取引先の獲得、新規事業の創出、グローバル進出など)をもとに、 SDGsを経営に取り入れる利点、社員のSDGs理解を高める方法などのポイントも解説します。 編集部コメント:  ランキング上位に、「SDGs」をテーマにした書籍が2冊入りました。2019年を象徴 するテーマといえます。本書は、4位の『SDGsビジネス戦略』とは内容が大きく異な ります。本書『SDGs経営』の著者は、日刊工業新聞のSDGs担当記者です。日々の取材 をもとに、先進的な取り組みを紹介し、そこから落とし込むべきポイントを解説しま した。自分たちに合ったSDGsを模索している方には、ぜひ読んでいただきたいです。 著者名:熊谷 英樹 著 発行月:2017年6月 価格:定価(税込)2,750円 販売サイト: 内容紹介:  本書でいう「からくり」とは、人が手で押したり、足で踏んだりする単純な入力や、モータやシリンダのような単純な運動を使って、工場の作業者を補助するような装置をつくる技術のことです。動力源を使わない、あるいは使っても1つだけというように、ほとんど制御せずに、メカニズムの動きだけに頼って機械を駆動するような装置を作る技術です。「からくり」を作るために使われるメカニズムやその構成方法を、図を多用し分かりやすく解説します。 編集部コメント: 先日開催した『2019国際ロボット展』の書籍販売ブースで、注目された書籍の1冊です。B5判という大きめのサイズの書籍です。「からくり設計」を図で丁寧に解説している点が、人気の高い要因と思われます。ロボットやAIなど最新技術を使った自動化が注目される中で、あえて電気エネルギーに頼らない、低予算かつ効果的な「からくり設計」への期待というのはまだまだ健在なんだと実感します。著者のベストセラーです。 6位から10位までは以下の通りです。 <6位> 『図面って、どない読むねん!LEVEL00  -現場設計者が教える図面を読みとるテクニック-』(山田 学 著) <7位> 『3つのアポロ 月面着陸を実現させた人びと』(的川 泰宣 著) <8位> 『図面って、どない描くねん!第2版 -現場設計者が教えるはじめての機械製図-』(山田 学 著) <9位> 『俯瞰図から見える IoTで激変する日本型製造業ビジネスモデル』(大野 治 著) <10位> 『プラント配管ポケットブック-第6版-』(プラント配管研究会 編) この中から、2020年の最初の1冊を選んでみてはいかがでしょうか。

続きを読む

関連する記事はこちら

特集