NTTデータが開発を加速するRPA新技術の仕組み

類似シナリオの定型作業検出

NTTデータが、RPA(ソフトウエアロボットによる業務自動化)関連の新技術開発を加速している。業務ログから自動で流用可能な既存RPAを探す「類似シナリオ検出技術」を開発し、社内で概念実証(PoC)を始めた。既存のシナリオではなく、自動化できそうな業務そのものを探す「定型作業検出技術」の開発にも着手。2020年前半のPoC実施を目指す。将来は顧客にも提供、RPAの導入プロセス簡素化を進める。 類似シナリオ検出はユーザーのログを判断し、既存のRPAシナリオを流用できる部分を探すシステム。操作ログをアップロードするだけで、既存RPAシナリオとの適合度を0・00から1の範囲で表示する。NTTデータは30以上の誰でも使用可能なシナリオを公開しており、適合度が高いRPA順に表示。適合度が高いほどカスタマイズせず流用できる。 適合判定は一つの業務につき数秒。ゼロからシナリオを作る手間を削減する。同社は20年3月末まで社内PoCを実施する。類似シナリオ提供によるRPAの促進可否や既存のシナリオの利用率向上を検証する。 定型作業検出は既存のRPAではなく、RPAで自動化できそうな作業を見つけるシステム。19年内に開発を進め、20年前半にPoCを行う。ログからコピー・アンド・ペーストや反復業務、人の判断が必要ない作業などを自動で探す。 ログ収集はウィンドウズの標準ツール「ステップ記録ツール」を活用する。2種類の新技術はNTTデータが提供するRPA「ウインアクター」だけでなく、他のRPAツールでも適用可能という。今後、顧客との検証や外販も進める。 RPAの利用は加速する一方、企業や部署によって浸透速度に差異が出てきた。特にRPAを活用する業務の洗い出しが導入の障壁になっている。

続きを読む

関連する記事はこちら

特集