製造現場での誤作動よさらば、火事と溶接の熱を見分ける検知システムの仕組み

メックインターナショナルが開発

加熱工程の熱や火と、火事の火を判別できる

 メックインターナショナル(愛知県豊田市、河原佐和子社長、0565・37・7020)は、溶接などで生じる熱と火災を判別できる火災検知システムを開発した。炎の揺らめきや色を検知して見分ける。一般的な火災検知器は熱で検知するため、見極めが難しかった。開発したシステムを使えば誤作動などを監視する人員を削減でき、熱間プレスや鍛造といった高熱を扱う製造ラインの自動化も可能だという。  メックインターナショナルは工場内の設備などを手がける明和eテック(愛知県豊田市)のグループ会社。同システムは炎を検知するセンサーと、それを監視する監視盤を組み合わせて使う。価格はセンサーと監視盤4台ずつの組み合わせで、300万円程度(消費税込み)。  すでに顧客の熱間プレスラインに導入した。本格的な販売活動を始め、今後は製造現場だけでなく重要文化財や、トンネルなどのインフラ向けにも提案を広げる。  溶接や加熱によって生じる赤色なのか、火事による炎の赤色なのかを波長で判別するセンサーを使った。設置する高さやセンサーの角度によって範囲は変わるが、最大60メートル先まで検知できる。  炎を検知すると、どこで燃えているかを監視盤に表示するとともに、生産状況を知らせる「アンドン」に表示したり、消火システムと連動して作動させたりすることができるという。  一般的な検知器は熱で検知するため、夏場や加熱工程による誤作動が多かった。 <関連記事> ● ●

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