社名を与えられた「マツダ3」に必要なモノ、開発者が考え抜いた答え

「誰もが羨望(せんぼう)するクルマ」に

マツダ3公式サイト

【マツダ 商品本部主査 別府耕太氏】  マツダ3は、これからのマツダを作っていく新世代商品群の幕開けを飾るモデル。このモデルを契機にマツダブランドを一層飛躍させたいという思いを込めて、会社名を車名に与えた。  自動車産業自体が大きく構造変化を遂げようとする中で、新しいマツダ3には何が必要か。考え抜いて出した答えが「誰もが羨望(せんぼう)するクルマ」。奇をてらうことなく、走る、曲がる、止まるという当たり前の性能や車内空間を、感動するレベルまで仕上げた。  デザイン、運転感覚、室内空間、安全の四つの点で紹介したい。  まずデザインはセダンとハッチバックそれぞれに個性を持たせ、多くの人の憧れの姿をエクステリアで表現した。ハッチバックは「感じるままに生きる自由人」、セダンは「品格と個性を兼ね備えた紳士淑女」を表現している。  運転感覚は、徹底的な人間研究を通じ、自分の手足で動いているような感覚を目指した。シート、ボディー、サスペンション、タイヤなど、すべての部品をゼロから見直し、人間が本来持っているバランスを保つ能力を、車に乗っている時にも発揮できるようにした。車体構造を「スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー」と呼んでいる。  シートで言うと、特にアジアの人は椅子に座ると骨盤が寝る傾向が強い。大腿(だいたい)部と骨盤、腸骨の後端部、上体の重心の4点をシートで支える工夫を盛り込んだ。これで骨盤が起きて背骨が自然なS字カーブを保ち、歩いたり走ったりするのと同じ状況を再現できる。  室内空間では、静粛性を前代モデルの「アクセラ」に対して6デシベル改善して、音の質感を大幅に高めた。スピーカーの配置も、人間の耳の特性に基づいて一新した。内装部品は、視覚や皮膚感覚を生かして、ノイズと感じるような素材や色味の違いを徹底的につぶした。  安全性能は、誰もが肩の力を抜いて自然に運転できるコックピット作りに努めた。フロントガラス上に情報を表示するヘッドアップディスプレーを標準装備。コネクテッドサービス「マツダコネクト」も、ハード、ソフトすべてを一新し直感的に操作できるようにした。  マツダ3により、お客さまの毎日が色鮮やかに輝いてくれたらと願っている。  

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