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あおり運転を検出、オムロンがアルゴリズム開発

運転状況を記録・管理するサービス「ドライブカルテ」に付加
 オムロンは車内配置のセンサー情報から、運転手のあおり運転を検出するアルゴリズムを開発した。営業車や物流車両向けで運転状況を記録・管理するサービス「ドライブカルテ」に付加し、6月末から提供する。時速25キロメートル以上かつ、短い間隔で連続性のある急な加減速、急ハンドルをあおり運転と検知し、音声で警告する。運転状況を画像データを含めて記録し、管理者が確認できる仕組みだ。

 悪質なあおり運転が社会問題化する中、新機能で付加価値を高める。サービス利用額は契約台数などで変動し、ハード込みで月額数千円。

 ドライブカルテは2018年4月から始めた事業。25年度までの8年間累計で売り上げ目標100億円を掲げている。

 ダッシュボードに配置したセンサー本体の3軸加速度センサーやジャイロセンサー、速度、全地球測位システム(GPS)などの情報から、あおり運転を判断する。既存サービスの急発進や眠気などの検知に、あおり運転を加え、安全運転の啓発に使える。
日刊工業新聞2019年4月22日

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