かき氷2倍、エアコン7割増…。それでも“猛暑消費”の不安

外出控え、農作物への影響も

涼を求め、にぎわう日傘売り場(松屋銀座)

 連日の猛暑で百貨店やコンビニエンスストア、家電量販店の夏商戦が活況だ。気象庁が気温の高い状態が8月上旬にかけて続くとの見通しを示しており、日傘や冷たい飲み物といった熱中症対策商品の売れ行きが順調に伸びている。(江上佑美子)  松屋銀座(東京都中央区)では6月末から足元にかけての日傘の売り上げが前年比20%増、サングラスが同15%増と伸びている。特に日傘は男性向けが去年は夏を通じて10本だったが、今年はすでに30本超が売れている。また、1日から18日の客数は同15%増で「外は暑いので、涼しい店内で買い物しようと考える人が増えているのでは」(広報)と推測する。  同店は天気予報で東京地区の最高気温が35度Cを超える日に「猛暑サービス」を実施し、誘客につなげている。7階の老舗酒蔵「福光屋」では、夏バテ防止効果があるとされる糀甘酒を凍らせたかき氷に、猛暑日は酒かすで作ったアイスを乗せるサービスをしている。  ビックカメラではここ数日、エアコンの売れ行きが同60―70%増で推移。アイスクリームメーカーや流しそうめん機といった、涼しさを感じられる家電の販売も好調だ。500リットル以上の大容量冷蔵庫の販売高も同20%増で「エアコンを使わない家では室内温度が上がっており、故障による買い替え需要もあるのでは」と見る。  ファミリーマートでの直近1週間の売れ行きは、フラッペ(かき氷)が同2倍、冷凍ペットボトル飲料が同60%増だった。ローソンでは先週の実績で1・5リットル以上のソフトドリンクが同20%増、サンケア商品が同35%増と、いずれも大きく伸びている。  もっとも猛暑がもたらすのはプラス効果だけではない。関西のスーパーマーケットの幹部は「朝と夜はともかく、真昼にお客さんが来なくなっている」と嘆く。スーパーでは「農作物に及ぼす影響も懸念される」(日本チェーンストア協会)。

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