国内最大級123馬力のエンジン搭載、井関農機が投入したロボトラクターの実力
井関農機は有人監視型のロボットトラクター「TJW1233―R」を発売した。123馬力と国内最大級のエンジンの搭載により、大面積の田畑でも効率良く作業が可能。消費税込みの価格は2191万9700円から。農地の大規模化でオペレーターの負担が増えていることから、同トラクター活用による疲労軽減のメリットを訴求し、拡販する。
全地球測位衛星システム(GNSS)の位置情報に、無線基地局による補正と、携帯電話で受信する仮想基準点(VRS)方式、本機アンテナ内の慣性計測ユニット(IMU)による補正を加えることで、高精度な自動運転を実現。台形や三角形など、さまざまな形の田畑での作業に対応する。
自動操舵モードの搭載により、オペレーターが搭乗しての作業も可能。ホーム位置誘導機能を備え、耕起などの作業終了後にリモコン操作で設定したホーム位置まで自動で走行する。
大面積の田畑でも人間の監視位置までトラクターを自動で呼び寄せられる。
日刊工業新聞 2024年6月12日