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三菱電機が水空調事業で欧州を攻める。フランス社買収

三菱電機は、フランスの水空調事業会社である「AIRCALO(エアカロ)」を買収したと発表した。イタリアとオランダの100%子会社を通じて全株式を取得した。買収額は非公表だが、数十億円規模と見られる。エアカロの製品群や販売網を生かし、欧州での水空調事業を強化する。

エアカロは1958年設立で、従業員が約100人。冷温水で冷暖房をする水空調用小型室内機(FCU)などに強みを持ち、受注生産が大半を占める水空調市場において、本体内部のカスタマイズや周辺部材などの顧客ごとにパッケージング化しての販売などに特色がある。

三菱電機は25年度までの中期経営計画で空調冷熱システム事業を重点成長分野に掲げる。エアカロの買収で欧州における水空調製品の製品群やカスタマイズを強化する。


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日刊工業新聞 2024年04月04日

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