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浮体式洋上風車向け作業船、川崎汽船がAiP承認取得

浮体式洋上風車向け作業船、川崎汽船がAiP承認取得

※イメージ

川崎汽船は浮体式洋上風車向け専用船構想について、基本設計承認(AiP)認証を日本海事協会から取得した。風車を係留システムで洋上設置する作業を効率的に行えるように徹底的に仕様を追求した。洋上風力発電の大量導入や低コスト化への寄与を目指す。

川崎汽船と川崎近海汽船(東京都千代田区)の共同出資会社のケイライン・ウインド・サービス(同)が構想をまとめ、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)、日本シップヤード(東京都千代田区)とともに基本設計を行った。

同船は風車の係留作業に求められる係留システムの輸送、係留システムの海底設置・展張、アンカー把駐力試験を効率的に行える。加えて、洋上風力発電の開発から運転までの調査や輸送、建設、保守管理といった一連のプロセスに対応できる船型にした。

日刊工業新聞 2024年03月15日

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