三菱ふそうが新型「キャンター」投入、14年ぶりに一新した内装とは?
三菱ふそうトラック・バスは小型トラック「キャンター」のインテリアを14年ぶりに一新し、国内で発売した。シックで統一感のあるキャブ(運転席)内装色に加え、継続生産車で5月から設置が義務化される後退時車両直後確認装置に対応するなど安全性も兼ね備えた。代表車型の東京地区の消費税込みの価格は652万6300円。販売目標は非公表。
新型キャンターは先進安全装備を大幅に拡充した。広角のバックカメラを標準装備。ルームミラーの位置に設置したモニターで車両後方を確認し、後退時の事故リスクを軽減できる。フロントガラスに搭載したカメラの情報と顔認証カメラを活用して、運転手の脇見やまぶたの動きを感知し運転注意力低下を警告する機能もオプションで設定可能だ。
運転のしやすさにも配慮した。速度などの走行状況が一目で分かる10インチのフル液晶ディスプレーを標準設定。ナビゲーションを簡単に操作できるセンターディスプレーをオプションで搭載できる。
日刊工業新聞 2024年2月27日