電動キックボードにワイヤレス給電、豊橋技科大発ベンチャーが開発した新システムの仕組み
豊橋技術科学大学発のベンチャー、パワーウェーブ(愛知県豊橋市、阿部晋士社長)が開発した電界結合ワイヤレス給電システムを活用した電動キックボードの実証実験が始まった。豊橋駅(同)周辺フィールドで実施、町なかでの実証を通じて、多くの市民に利用してもらい、実用化につなげる考え。
次世代ワイヤレス給電システムは、電界の変化を介して高周波電力を伝送する電力伝送方式を採用して、給電ポートとキックボードに実装した。ボードの貸し出しと給電のスポットは、同駅前の広場や市役所など4カ所に設けることで、各拠点間の移動をスムーズにして、回遊性を高める狙いもある。
期間は2月12日までで、キックボードは10台用意しているが、ワイヤレス車体は5台。利用は16歳以上が対象で、料金は30分ごとに200円(保険料込み)かかる。実証実験には豊橋市未来産業創出事業補助金も活用する。
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日刊工業新聞 2024年01月26日