ニュースイッチ

富士フイルムが60億円投資、先端半導体材料の生産設備導入

富士フイルムは、約60億円を投じて熊本県菊陽町のグループ拠点内に、先端半導体のイメージセンサーに使われるカラーフィルター材料の生産設備を導入すると発表した。既存建屋に最新鋭の生産設備に加え、検査機器などを導入し品質保証体制を構築。国内における同材料の生産能力を現状比約3割増とする。イメージセンサーの需要拡大に対応するほか、国内2拠点目の生産体制を整備し事業継続計画(BCP)の強化につなげる。

同社はイメージセンサーの基幹部材であるマイクロカラーフィルター向けの着色感光材料を手がける。現在、静岡県吉田町と台湾のグループ拠点で生産するほか、韓国で新工場を建設中。市場成長が見込まれる中、材料供給の安定化を図る。

イメージセンサーは光を電気信号に変えて映像化するための半導体で、デジタルカメラやスマートフォンなどに搭載される。近年は自動車やセキュリティー機器などに用途が拡大しており、市場規模が年率約7%で成長するとの予測もある。


【関連記事】 半導体パッケージ基板で存在感を増す印刷会社
日刊工業新聞 2024年1月16日

編集部のおすすめ