JMUが引き渡し、総積載量3055TEUのコンテナ船で高めた性能
ジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)は、ワンハイラインズ向けに有明事業所(熊本県長洲町)で建造していた総積載量3055TEUのコンテナ船「ワンハイ368」を引き渡した。高い積載能力と航海性能を両立させつつ、従来船と比べて大きく環境性能を向上させた。
電子制御エンジンの採用や、冷却海水ポンプのインバーター制御などにより燃費性能を高めた。統合型航海システム(IMS)の導入により航行にかかわる機器をネットワークで連動することで、省人化やヒューマンエラーの減少につなげる。全天候型ブリッジを採用して航海中や離着時の安全性と利便性を向上した。バラスト水処理装置の設置など、様々な環境規制に対応した。
全長203・5×幅34・8×深さ16・6メートル。載貨重量3万7160トン。定員25人。シンガポール船籍。
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