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コロナ薬「ゾコーバ」、最新臨床で懸念なし

塩野義製薬が発表
コロナ薬「ゾコーバ」、最新臨床で懸念なし

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塩野義製薬は12日、新型コロナウイルス感染症治療薬「エンシトレルビル フマル酸(日本名ゾコーバ)」で日本での新たな臨床データをまとめ、安全性や有効性で新たな懸念はなかったと発表した。1584例の年齢や重症リスク因子の有無に関係なく、エンシトレルビル投与後の解熱までの時間の中央値は約1・5日、全症状消失までは同約6・5日で、悪化による死亡症例はなかった。

日本やアジアでの第2・第3相臨床試験で発症から3日以内の投与で7日目に味覚や嗅覚の障害があった患者の割合はプラセボ群に比べ低かった。オミクロン株による感染者の約13%が味覚・嗅覚障害を経験、数カ月続く可能性があるという。

またグラム陰性菌感染症治療用抗菌薬「セフィデロコル」の米国での臨床データもまとめた。入院期間中の全死因死亡率は16・4%だが同抗菌薬での治療開始が遅いほど高くなり、より早期に治療を受ければ全死因死亡率が低くなる可能性が示された。

日刊工業新聞 2023年10月13日

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