キャンプに挑戦してみたい、と思った時に、まずはテントや寝袋、食事をするためのテーブルや焚き火台も…とさまざまな「キャンプギア」が頭に浮かぶ。しかし、意外にも忘れてはいけないのが「蚊取り線香」。自然の中で時間を過ごすキャンパーにとって蚊は大敵なのだ。「お洒落に作り上げたキャンプサイトになじむように蚊取り線香が置けたら」というキャンパーのニーズを拾い開発されたのが、タシロがデザイン・製造を行う「盆石」だ。

【見て楽しむアートな蚊取り線香ホルダー】
　「キャンプサイトには蚊取り線香が５～６つは必要なんです。そうなるとやはり、少しでもデザイン性が高く、目を楽しませてもらえるようなものを置けた方がいいと思いました」―そう説明するのは同社の田城功揮社長。同社は神奈川県平塚市に工場を構える板金加工メーカー。指先サイズの機械部品から大型の浮桟橋まで、幅広い金属の板からなる部品を加工している。盆石も、日々の製造を行う板金加工の技術を生かし、製造している。

盆石のデザインは「MARU」と「KAKU」の２種類を用意し、カラーもグレーとブラックをラインナップ。「KAKU」は最近加わった新デザインだ。MARU、KAKUともに上部の小さなホックに蚊取り線香をひっかけることが出来るようになっており、灰は自然に下にたまっていくため、そのまま傾けるだけで綺麗に処理が可能だ。また、新製品のKAKUの方には小さな「脚」のようなものが。これは芝生の上などでもより安定するような工夫だ。
　そのほか、KAKUは少し全体に曲げを入れて、金属の反射が美しく見えるようにした。日中は晴天、夜は焚き火やランプの光が間接的に楽しめるように考えられている。ネーミングや見た目からもわかるようにコンセプトは「禅」で、日本国内だけではなく、インバウンドでの反響も期待できるという。

【良いものを作るため。試行錯誤は恐れない】
　同社がアウトドア関連の自社製品開発に本格的に取り組むようになったきかっけに「３WAYピザ窯」がある。ピザ窯、燻製器、焚き火台の３種類の使い方ができる、初心者に使いやすいアウトドアギアだ。火を入れ続ける製品であるため、熱でひずまないよう頑丈に、熱がしっかり回り美味しく食材が調理できるように、そしてもちろん使いやすいよう１００回以上の試作を超えて製品化した力作だ。まだ社内にデザイナーもいない中、ひたすらコツコツと改善点を挙げ、そして工夫を凝らしてきた。その使い勝手の良さとデザイン性が評価され、２０２２年にはギフトショーにてグランプリも受賞している。

商品情報

シリーズ名：盆石シリーズ 商品名：盆石―KAKU―
　用途：見て楽しむ蚊取り線香ホルダー
　サイズ：W166×D158×H40mm　254g
　価格（税込）：シルバー：4,980 円、ブラック：5,980 円
　販売サイト：https://store.shopping.yahoo.co.jp/tasiro/

企業紹介

（株）タシロ　TASHIRO CO.,LTD.
所在：〒259-1216　神奈川県平塚市入野284-1
従業員数：20名
事業内容：レーザー切断（ 0.1～30ｍｍ厚）、切削、溶接、曲げ、研磨

FACTORY’S GOODs　詳細情報

ポップアップショップ　＠銀座 蔦屋書店
会期：2023年 11月3日（金・祝）〜4日（土）12:00～20:00（最終日は19:00）
会場：銀座 蔦屋書店　GINZA ATRIUM （東京都中央区銀座6丁目10−1　GINZA SIX 6F）
https://store.tsite.jp/ginza/
入場登録：不要
入場料：無料

店頭タイアップによるフェア　＠銀座 蔦屋書店
会期：2023年10月21日（土）～11月５日（日）　10：30～21：00
会場：銀座 蔦屋書店　（東京都中央区銀座6丁目10-1　GINZA SIX 6F）EATALY側展示台
https://store.tsite.jp/ginza/

技術展示&ポップアップショップ　＠東京ビッグサイト
会期：2023年 11月29日（水）〜12月1日（金）10:00～17:00
会場：東京ビッグサイト　西2ホール （G-01）（東京都江東区有明3-11-1）
入場登録：要（詳細は https://autumnfair.nikkan.co.jp/ 参照）
入場料：1,000円（入場登録者、招待状持参者、中学生以下無料）

特設Webサイト：https://biz.nikkan.co.jp/brand/factorysgoods/

展示会スポンサー

株式会社ソディック
　株式会社青山財産ネットワークス
　日進工具株式会社
　牧野フライス精機株式会社
　碌々スマートテクノロジー株式会社
　一般社団法人日本工作機械工業会
　株式会社アマダ
　モノづくり日本会議