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水面を離発着…電動シーグライダーの国内実装へ、JALが一手

米社と協定

日本航空(JAL)は、米リージェントクラフトと、同社の開発する電動シーグライダー(イメージ)の社会実装に向けた包括提携協定を結んだ。日本での運航に必要な制度や体制の検討、実証飛行のインフラ整備の検討、認証取得の協力などを行う。環境負荷の低い乗り物として市場の開拓を目指す。

リージェントの電動シーグライダーは、港などの水面から離発着し、水から数メートル上の高さを飛ぶ乗り物だ。翼の下の空気の流れを制御し、水面との間に“空気のクッション”をつくることで、少ないエネルギーで飛べるようにする。再生可能エネルギー由来の電気を使えば、二酸化炭素(CO2)排出ゼロを実現できる。

日本での機体の販売代理店機能はJALUX(東京都港区)が担当する。一般消費者への販売を想定する。

日刊工業新聞 2023年10月10日

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