トヨタ・いすゞなどの共同出資会社が新会社を立ち上げる!その中身とは?
トヨタ自動車が、いすゞ自動車などと共同出資する商用車企画子会社のコマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT、東京都文京区)は2日、タイなど東南アジアで脱炭素化を推進する新会社「CJPT―アジア」を月内に設立すると発表した。また、エンジン認証不正問題を受け除名扱いとなっていた日野自動車も企業風土の改革が進むほか、アジアでの影響力を考慮し、復帰することが決まった。
CJPT―アジアは4月に設立を公表していたが、時期などの詳細は今回が初。月内にも発足する。所在地はタイのバンコクで、代表は中嶋裕樹トヨタ副社長が担う。資本金は約1000万円。アジアで水素など再生可能エネルギーの活用やコネクテッド技術を活用した物流効率化、燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)などの提供に取り組む。
日野は2022年8月にCJPTを除名されていた。復帰にあたり、関連するCJPTの契約に日野を再度追加する。トヨタがCJPTに出資する70%の株式のうち10%を日野へ再度譲渡する。
日刊工業新聞 2023年10月03日