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国内大型トラック初、いすゞが「ギガ」に25トン低床3軸車追加

いすゞ自動車は顧客の輸送効率向上のため、国内大型トラックで初となる車両総重量(GVW)25トンの低床3軸車(写真)を追加した。同社の従来の低床4軸車に比べ、最大積載量を400キログラム増やした。安全装置の性能を高め、運転手の労働環境改善にも配慮。価格は非公表。大型トラック「ギガ」シリーズ全体で年8500台の販売を目指す。

ギガの低床4軸車、高床3軸車のラインアップに追加し、顧客が用途に応じて選べるようにした。投入した低床3軸車は、車両全体のフレームに補強材を追加。後輪2軸の距離を伸ばすなど設計の工夫により足回りを強化し、十分な荷室容積を確保した。

安全面は、車両前方と左右に近距離レーダーを追加。2020年モデルに比べ、歩行者や自転車などの接近を警報音で知らせる「ブラインドスポットモニター(BSM)」の検知範囲を拡大した。

タイヤが路面から受ける衝撃を緩和するサスペンションの仕様を変え、一度に多くの荷物を運べるダブル連結トラックにも採用可能とした。

日刊工業新聞 2023年09月29日

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