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回復傾向の7月新車販売、前年比2倍以上だった4つの車種

回復傾向の7月新車販売、前年比2倍以上だった4つの車種

新型「シエンタ」

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた7月の車名別新車販売は、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」が2カ月連続で首位となった。前年同月比0・9%の微増で1万8854台だった。1万台を超えたのは前年同月より2車種多い5車種で、回復傾向が継続している。2位は2カ月連続でホンダの軽自動車「N―BOX」で、同4・8%増の1万7919台。 

上位30車種のうち20車種が前年を上回り、4車種が同2倍以上伸びている。特に、2022年8月にフルモデルチェンジしたトヨタの小型ミニバン「シエンタ」は同5・6倍と大幅な伸びをみせた。

トヨタ車ではハイブリッド車(HV)「プリウス」も23年1月のフルモデルチェンジや3月にプラグインハイブリッド車(PHV)モデルを追加したことなどが奏功し同4・0倍。スポーツ多目的車(SUV)「ハリアー」も22年10月にPHVを設定するなどで台数を上げ、同3・5倍と好調だった。

軽自動車は22年10月に一部改良したダイハツ工業「タント」が同58・1%増となったほか、スズキ「ハスラー」やダイハツ「ミラ」が大幅増となった。


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日刊工業新聞 2023年08月07日

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