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EVトラックのバッテリー、ロボット活用5分で交換…三菱ふそうが今冬実証

EVトラックのバッテリー、ロボット活用5分で交換…三菱ふそうが今冬実証

アンプルのバッテリー交換ステーションと、三菱ふそうのEV小型トラック「eキャンター」

三菱ふそうトラック・バスは電気自動車(EV)トラック向けバッテリー交換技術の実証実験を2023年度冬から6カ月間行う。同社のEV小型トラック「eキャンター」を改造し、米スタートアップのアンプル(カリフォルニア州)が開発するバッテリーモジュールを装着。交換ステーションでロボットにより5分間でバッテリー交換することを目指す。

三菱ふそうはEVトラックのラインアップ拡充につなげ、アンプルは日本でのビジネスの足がかりにする考えだ。

実証実験は関西地方の給油所にアンプルのバッテリー交換ステーションを設置し、改造したeキャンター1台を使って実施する。開発するバッテリーの動作や課題を検証し、事業化の可能性を探る。サービス投入時期のめどは明らかにしていないが、まずは日本市場向けを見据える。

アンプルはバッテリー交換ステーションやバッテリーモジュールを用いたサービスを展開している。日本ではENEOSホールディングスと協業している。


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日刊工業新聞 2023年月8月1日

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