「チャットGPT」活用…NTTデータが提供する業務効率化の新サービスとは?
NTTデータは文章などを自動で作成する生成人工知能(AI)の技術を活用した業務利用向けの新サービスの提供を開始した。顧客企業の求めに応じて社内規則などのデータを読み込むことで、企業に特化した回答が可能となる仕組みで、業務効率化につなげる狙いだ。2025年度にサービスの売上高50億円の達成を目指す。
新サービスはチャットボット形式。米新興企業オープンAIが開発した対話型AI「チャットGPT」とNTTデータが提供する短時間で文書を読解するAIサービスの組み合わせにより提供可能となった。就業規則や社内文書などを読み込むことで、顧客企業に特化した回答などが可能になる。AIが回答した内容の信頼性を確保するため、根拠となったデータを併せて表示する。
NTTデータグループは、サービス提供に当たり、生成AIの活用を国内外で推進するための新たな体制を整備。NTTが開発中の基盤技術を用いた業界特化型の生成AIの年度内の提供を目指す。生成AIをシステム開発の各工程で利用するほか、活用に関する社内ガイドラインの整備も年度内に行う。
日刊工業新聞 2023年月7月25日