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コスト5割減・納期3分の1、三菱ふそうバス製造「ボディプリント」新事業の中身

コスト5割減・納期3分の1、三菱ふそうバス製造「ボディプリント」新事業の中身

バス車体への「ボディプリント」

三菱ふそうトラック・バスは子会社の三菱ふそうバス製造(富山市)で、車体にプリントする事業「ボディプリント」とバスの内外装を刷新する事業「バスリニューアル」の新事業を始めた。ボディプリント事業では工程の自動化などにより、従来と比べ4―5割のコスト低減や、納期の3分の1程度の短縮を見込んでいる。

ボディプリント事業ではインクジェットプリンターの原理で、車体に直接画像データをプリントする機器を導入。凹凸、湾曲のある素材への直接プリントが可能で、職人がマーキングフィルムを張り付ける従来のフィルムラッピング手法と比べ、コスト低減や納期の短縮を実現した。

また特殊塗料の採用で、塗り替えも可能にした。対象は三菱ふそう製の車両に限らず、トラックやバスを中心に他の車両にも対応する。

バスリニューアル事業では、バスの製造で培ったノウハウを生かし、内外装を新車のように刷新する。対象は三菱ふそう製のバス。車体の再塗装、窓ガラスの交換、シート生地や床材の張り替え、各種機器の交換などに対応する。国内ではコロナ禍に伴い観光需要が低迷。観光バスを中心に高まるリニューアル需要を取り込む。

日刊工業新聞 2021年12月15日

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