ディスコが受注残高778億円も人手不足が課題に。その対策は?
ディスコは21日、3月末時点の受注残高(出荷済みを除く)が約778億円だったと発表した。前年3月末(約372億円)から2倍以上増え、過去最高を更新した。顧客からの引き合いは依然強いが、人手不足で対応し切れない状態が続いている。
第5世代通信(5G)の普及や自動車の電装化などを背景に半導体メーカーの投資意欲が強く、研削装置のグラインダーや切断装置のダイサーなどの需要が増えている。半導体メーカーの工場稼働率も高く、替え刃の販売も進んだ。
ディスコの工場はフル稼働が続いているが、人手不足などで受注に追いついておらず、採用を強化するなどの対応を進めている。
日刊工業新聞2022年4月22日