スマホで撮影した写真、保存枚数の平均は1000枚超え
スマートフォンで撮影した写真の保存枚数は、平均1265・7枚―。MMDLabo(東京都港区、吉本浩司社長)は日本フォトイメージング協会と共同で、こうした調査結果をまとめた。バックアップ(予備保管)のためにクラウドサービスを使った事がある人や、プリントした経験がある人も、それぞれ約半数に上った。スマホでの撮影を日常的に行う消費者は多く、写真に関連するサービスの需要もある点が示唆されたと言えそうだ。
スマホで撮影した写真や動画の保存方法について複数回答可で聞いたところ、「スマホ本体」が88・4%で最も多かった。次いで「マイクロSDカード」が32・5%、「クラウド」が31・7%となった。写真の平均保存枚数はスマホが1265・7枚、マイクロSDカードは776・4枚、クラウドが1715・6枚だった。
写真や動画のクラウド保存サービスの利用経験は「ある」が49・0%、「ない」が51・0%だった。クラウド保存サービスを1年以内に利用している人に活用方法を尋ねた結果(複数回答可)、「バックアップ用として保存」が31・2%で最も多く、「家族や友人・知人と画像を共有」が11・1%となった。
スマホの記憶装置が一杯になってしまうことを防ぐために写真や動画を整理しているかについては、「頻繁に整理している」が11・0%、「たまに思いついた時に整理している」が53・0%。「整理しない」が36・0%となった。
スマホで撮影した写真のプリント経験に関しては「ある」が48・5%、「ない」は39・2%だった。あると回答した人にプリント方法を複数回答可で質問したところ「自宅のプリンター」が40・3%でトップ。「コンビニの複合機プリンター」が24・3%で、「写真店・家電量販店などのセルフプリント機」が21・1%と続いた。
調査はインターネットを活用して2月に実施。15―69歳の男女2000人に事前調査を行い、その中からスマホで月に2―3回以上写真を撮影する800人を抽出して本調査の対象とした。