国内モビリティーサービス市場は2030年に1.5兆円に、その中身は?
富士経済(東京都中央区)は、モビリティーサービスの国内市場が2030年に20年比59・8%増の1兆4858億円に拡大するとの予測をまとめた。
現在はレンタカーやコインパーキングが中心だが、カーシェアリングや配車サービスが成長する見通し。MaaS(乗り物のサービス化)プラットフォームや、機器・システムといった関連市場も大きく成長すると予測した。
複数の交通サービスの経路検索、予約・決済のサービスを提供するMaaSプラットフォームなどの市場は、30年に同584倍の2337億円と予測した。足元は新型コロナウイルス感染症拡大の影響が本格的な市場形成の障害となっているが、23年以降には成長すると見通す。
駐車場管理システムなどの機器・システム市場は、30年に同60・6%増の2364億円になるとした。自動車のサブスクリプション(定額制)サービスなどの車両付帯サービスは、同5倍の477億円を見込む。
日刊工業新聞2022年2月1日