「空飛ぶタクシー」実証、大阪・関西万博で社会実装へ
東京海上日動火災保険は、空飛ぶクルマを活用したエアタクシーサービスの事業性調査を実施する。2025年大阪・関西万博でのエアタクシーサービスの社会実装を視野に、技術的問題や法整備と並び、ハードルの一つとされる社会受容性の向上に取り組む。
SkyDrive(スカイドライブ、東京都新宿区)、大林組、関西電力、近鉄グループホールディングスとの計5社で実施する。本番の舞台となる大阪ベイエリアで今秋に実証実験を予定。サイズ感の近い飛行ロボット(ドローン)を用いて想定ルートの飛行などを計画する。
大型のドローンが飛行する様子を地域住民にリアルに体感してもらうことで、空飛ぶクルマが行き来するイメージ把握に役立ててもらう。
加えて、バッテリー消費のスピードや充電頻度などのデータを空飛ぶクルマ保険の開発に生かす考えだ。
日刊工業新聞2021年9月8日