三菱重工が火力発電システム子会社を統合。狙いは脱炭素化ニーズ

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三菱重工業は10日、火力発電システム子会社の三菱パワーを10月1日付で統合すると発表した。二酸化炭素(CO2)の排出を低減する「脱炭素化」を目指す動きが加速しており、同システムの事業体制を見直す必要があると判断した。環境対応を進めるために、両社の経営資源を一体的に生かせるようにする。統合に伴って連結業績への影響はないとしている。

三菱重工の泉沢清次社長は同日の決算説明会で「石炭火力発電(の需要)は縮小が見込まれ、脱炭素化を踏まえた体制に移行する」と説明した。稼働している発電設備の低炭素化に向け、改造案件を獲得するとともにサービス力を強化する。

また三菱重工は水素分野やCO2回収に基づく新たなビジネスモデルを並行して構築することを目指す。

日刊工業新聞2021年5月11日

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