受付と同時に体温計測!東芝グループが訪問者受付システムに新機能
東芝情報システム(川崎市川崎区、渡辺一正社長)は、訪問者受け付け管理システム「TQSパスポート」にモニター付き赤外線カメラと連動した機能を追加する。訪問者の受け付けと同時に体温計測を促し、無人受付では完全非接触対応が可能。発売は3月下旬を予定。消費税抜きの価格はソフトウエア本体が380万円、赤外線カメラは1台28万円。別途、構築費用などがかかる。
TQSパスポートは訪問者へ電子メールで2次元コード「QRコード」を事前送付し、受付でQRコードをかざすと入館できるシステム。今回の機能追加では受け付けするとシステムが体温計測を促し、設定温度以下であれば入館でき、設定温度以上だとアラートが出る。
履歴は保存可能。過去の訪問者がウイルス感染した場合は、訪問時の体温や面会者、滞在時間を確認できる。マスク着用でも体温を計測できる。非着用の場合はアラートを出し、着用を促す。企業や病院などに拡販する。同製品を含む人やサイバー関係のセキュリティービジネス全般で、2021年度に10億円の売り上げを目指す。
日刊工業新聞2021年2月9日