世界最大の自動車部品メーカー、社内スタートアップから誕生したアプリとは?

独ボッシュ、複数のカーシェアを一元化

 【独シュツットガルト=下氏香菜子】独ロバート・ボッシュは複数の事業者が提供する車や2輪車などの各種シェアリングサービスの利用や予約手続きを一元化できるアプリケーションソフトウエアを開発し、提供を始めた。現在はドイツのみで提供するがシェアリングサービスの世界的な普及を見通し、今後、欧州をはじめとする他国での事業展開を目指す。

 同アプリはボッシュが出資する社内発スタートアップ企業のマイスコッティがスマートフォンやタブレット端末用にアプリを開発した。

 アプリを起動するとユーザーの位置情報をもとに、近くにあるカーシェアリングサービスを地図上にアイコンで表示。アイコンをタッチすると利用登録や予約の画面に切り替わり簡単に手続きができる。料金など事業会社のサービスを比較して選択できるコンテンツも備えた。

 従来はシェアリングサービスの事業会社がそれぞれ提供しているアプリやウェブサイトにアクセスして利用登録や予約をする必要があり、手間がかかる課題があった。

 マイスコッティはボッシュが持つソフト開発のノウハウなどを活用して事業化した。今後、提携するシェアリングサービスの事業者を増やす。

日刊工業新聞2017年7月7日

日刊工業新聞 記者

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07月07日
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ボッシュは新事業創出を促すためにロバート・ボッシュ・スタートアップを2013年に設立し、社内発スタートアップ企業の支援を始めた。ボッシュが持つ技術や起業に必要な資金や環境を提供する。アイデアを形にして事業化するまでに費やす時間の短縮につながっているという。これまでにマイスコッティを含めロボットや農業、素材関連のスタートアップ企業6社が誕生し、事業化に成功している。
(日刊工業新聞第一産業部・下氏香菜子)

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