ボッシュがEV向け非接触給電システム開発

家庭のガレージでの使用を想定

 【独シュツットガルト=下氏香菜子】独ロバート・ボッシュは電気自動車(EV)向けの非接触給電システムを開発し、早ければ年内にも高級車向けに供給することを明らかにした。

 家庭のガレージでの使用を想定しており、まず車のオプション用での採用からスタートし、将来は採用範囲を広げる。今後環境規制が厳しくなる中国や欧州などでEVが普及する見通し。非接触で給電できる利便性を訴求し、採用拡大を狙う。新たな収益源に育てる。

 ドイツ南西部のシュツットガルトにあるボッシュグループ中核の研究開発センター「レニンゲン・リサーチ・キャンパス」で非接触給電装置の供給に向けた準備を進めている。

 非接触給電は充電装置と車をコードで接続せず充電できるシステム。車に電力の受信側、地面に送信側の装置を設置する。

 ボッシュは車載や電子機器向けで培ったセンサー技術や電動化関連技術を応用している。車体に付けた受信側装置と地面に取り付けた送信側のシステムが15センチメートル程度ずれていても、安全に充電できる。充電中に障害物が装置間に入った場合に自動で給電が停止するといった機能を付加することも可能という。

日刊工業新聞2017年7月6日

日刊工業新聞 記者

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07月06日
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ボッシュは車部門で自動運転と並び、電動化に必要な各種車載システムの開発を強化している。非接触給電システムを巡っては米クアルコムなども開発を進めている。
(日刊工業新聞第一産業部・下氏香菜子)

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