世界のカジノ大手が大阪にラブコール、でも本音は?

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大阪・夢洲の開発コンセプト図(関西経済同友会提供)
*米ラスベガス・サンズのロバート・G・ゴールドスティーン社長兼COO
 「大阪は素晴らしい街。統合型リゾート(IR)の誘致に大きな可能性がある」と期待するのは、カジノ大手の米ラスベガス・サンズ社長兼COOのロバート・G・ゴールドスティーンさん。

 「我々の事業モデルはラスベガスやシンガポールのように人口が多く国際空港がある大都市型。その意味で大阪はぴったり」と“ちょうど良さ”をアピール。

 「選ばれたらシンガポールのマリーナベイ・サンズで働く日本人85人が即戦力になってくれる」とニヤリ。実はどこに誘致されるかが決まっても、日本で事業者になる準備は万端?

日刊工業新聞2017年7月6日



大阪府・市のIR誘致「推進局」発足


 大阪府と大阪市は大阪・夢洲地区への統合型リゾート(IR)の誘致を目指す「IR推進局」を大阪府咲洲庁舎に発足した。局の規模は31人(大阪市20人、大阪府11人)で、IR推進局長には大阪市経済戦略局理事の坂本篤則氏が就任した。

 大阪へのIRを国際観光拠点とする「大阪IR構想」(素案)の策定やギャンブル依存症などの課題整理に取り組むほか、シンポジウムなどを通じてIRの効果などで地域の理解を深めていく。

 松井一郎大阪府知事は「依存症や治安対策の処方箋(せん)を作るのが重要ポイント。(ベイエリアは)今まで負債だったが、有効資産に作り替えてほしい」とあいさつ。吉村洋文大阪市長は「法令順守の大切さを一人ひとりが肝に銘じ取り組んでほしい」と要望した。

日刊工業新聞2017年4月5日



マカオ・カジノ運営大手「大阪に関心がある」


 マカオのカジノ運営大手メルコ・クラウン・エンターテインメントのローレンス・ホー会長兼最高経営責任者(CEO)は22日、都内で記者会見し、日本でのカジノを中心とする統合型リゾート(IR)事業参入について、「この機会はプライスレスだ。投資額に上限を設けるのは避けたい」と述べ、巨額の投資を検討していることを明らかにした。

 参入場所としては「大阪に関心がある」と表明。「我々はエンターテインメント、文化、芸術に強みがあり、大阪は楽しむための場所だ」などと指摘した。ホー氏は参入に強い意欲を示した。

日刊工業新聞2017年2月23日

COMMENT

尾本憲由
編集局
ニュースセンター長

統合型リゾート(IR)の誘致に積極的な大阪には、海外から大手カジノ首脳がちょくちょくやってきてはラブコール。何だかうまい話を持ちかけては来るが、彼らは明らかに手練手管に長けている。手玉にとられていいとこ取りされないように気をつけてほしい。

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