経産省のITスキル取得講座、自動車「MBD」が加わった意義
組み込み開発領域で設計と製造の断絶を埋める
経済産業省は、社会人のIT学習などを支援する「第4次産業革命スキル習得講座認定制度」(仮)の概要を固めた。講座の難易度をITスキル標準(ITSS)レベル4相当、認定期間を3年に設定。安定運営、品質維持を目的に実施事業者の財務状況を重視する一方、新技術に対応するため、ベンチャー企業でも開講しやすくする。年内の公募開始、2018年度からの開講を目指す。
認定制度は、民間事業者や大学による職業訓練講座などを経産相が認定し、IT人材育成を加速することが目的。人工知能(AI)など要素的な技術のほか、自動車メーカーによるモデルベース開発(MBD)の講座なども対象とし、産業界に直結したスキル・知識を得られるようにする。
現場の核となる中堅層に受講してもらうため、ITSSレベル4相当の難易度を推奨。また、技術の変化が速いことを踏まえ、3年の認定期間を設け講座内容の定期的な見直しを促す。技術面の先進性を確保するため、アイデアを持つベンチャー企業については認定要件を柔軟にすることも検討する。審査では情報処理推進機構(IPA)などの知見を活用する方針だ。
認定制度は、民間事業者や大学による職業訓練講座などを経産相が認定し、IT人材育成を加速することが目的。人工知能(AI)など要素的な技術のほか、自動車メーカーによるモデルベース開発(MBD)の講座なども対象とし、産業界に直結したスキル・知識を得られるようにする。
現場の核となる中堅層に受講してもらうため、ITSSレベル4相当の難易度を推奨。また、技術の変化が速いことを踏まえ、3年の認定期間を設け講座内容の定期的な見直しを促す。技術面の先進性を確保するため、アイデアを持つベンチャー企業については認定要件を柔軟にすることも検討する。審査では情報処理推進機構(IPA)などの知見を活用する方針だ。
日刊工業新聞2017年7月3日