【今週のリケジョ小町】医療データ分析、研究をグローバル化したい

エヌ・ティ・ティ・データ ブヌ・ダリア・アントニアさん

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ブヌ・ダリア・アントニアさん
 ルーマニア出身のブヌ・ダリア・アントニアさん(25)はNTTデータでデータ分析技術の研究開発に携わる。常に複数の案件に関わっているが、今はスペインで行う集中治療室(ICU)向け医療データ分析サービスの実証実験がメーン。患者の症状進行予測モデルの構築を担当している。子どもの頃から「人々の生命や生活に役立つ仕事がしたい」と思っていた。「データ分析の基礎となる大好きな数学で、やりたかった仕事ができている」ことに、とても満足している。

技術からビジネスを考える苦労を知る


 「ルーマニアのバベシュ・ボーヤイ大学数学・コンピューターサイエンス学部数学科を卒業しました。人工知能(AI)技術と数学の知識は親和性が高く、非常に役に立っています」

 「欧米の理工系学生を対象としたインターンシッププログラムへの参加がNTTデータに入社するきっかけです。インターン参加前は『新しい技術を開発するだけ』と考えていました。ところが当時の上司に『技術で顧客企業にどう貢献できるのか』ということを再三、言われて…」

 「例えば、新技術を使ったソフトを開発しても『これは何に使うのか、顧客にどんな価値を提供できるのか』と常に指摘されました。『技術からビジネスを考える』ことに最初は戸惑いましたが、インターンが終わる頃には興味に変わりました。元々は帰国して数学の教師になるつもりでしたが、NTTデータに残ることを選びました。自分のやりたいことがやっと見つかったからです」

 「NTTデータの研究開発はほぼ日本で完結しています。これをグローバル化できれば海外でもITトッププレーヤーになれるはず。それを実現するための活動ができればと考えています」

 「音楽を聴くことが大好きです。洋楽が中心ですが、サザンオールスターズやEXOにも興味があります。あと写真撮影も大好き。人物や空を主に撮っています」
                   

(文=松沢紗枝、写真=北山哲也)

日刊工業新聞2017年7月3日

COMMENT

明豊
執行役員デジタルメディア局長 DX担当

もちろんずっとNTTデータに残るのかは分からないがこれも縁。ぜひ閉じられた日本の研究の世界に風穴を。そしてルーマニア、東欧との橋渡し役になって欲しいですね。

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