JR東日本・東海、「トヨタ株」125億円分取得。交通問題の協業視野に
JR上場4社は株持ち合う
JR東日本とJR東海が3月までにトヨタ自動車の株式を取得したことが分かった。JR東日本は将来の交通課題解決でトヨタとの協業を視野に入れる。時価にしてJR東日本が約45億円分、JR東海が約80億円分の株を保有している。またJR西日本とJR九州を含むJR上場4社は3月までに株式の持ち合いを始めた。JR各社は新たな協力関係の基盤づくりを目指す。
JR東日本とJR東海の両社は2016年までトヨタ自動車の株式を保有していなかった。時価総額が約19兆円のトヨタに対し、両社が取得した株式は合わせても0・1%に満たない。トヨタ株の取得についてJR東日本の首脳は「輸送モードの進化や2次交通の問題で一緒に考えていけそうだ」と意義を強調した。トヨタはJR東海の大株主でもある。
JR東日本とJR東海の両社は2016年までトヨタ自動車の株式を保有していなかった。時価総額が約19兆円のトヨタに対し、両社が取得した株式は合わせても0・1%に満たない。トヨタ株の取得についてJR東日本の首脳は「輸送モードの進化や2次交通の問題で一緒に考えていけそうだ」と意義を強調した。トヨタはJR東海の大株主でもある。
日刊工業新聞2017年6月28日