なぞなぞです。「日本で一番、高い鉄道駅は?」

鉄道ファンの問答は続く~

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新幹線が登場し50周年を迎え、記念式典が50年前の出発式と同じ東京駅ホームで行われた(2014年10月1日)
 「日本で一番、高い鉄道駅は?」―。この“なぞなぞ”の答えは東京。なぜなら「東京駅を出る列車はすべて下り」だから。

 このあと「東京が途中駅の京浜東北線はどうなの?」「それは例外。『上り/下り』ではなく『北行き/南行き』と呼ぶ。それに京浜東北線は路線名ではなくて運行形態の呼び名だ」「じゃあ丸ノ内線の東京駅は?」「JRと違って東京メトロに『上り/下り』はない」と鉄道ファンの問答は続く。
 
 時代の変化とともに例外は増える。横須賀線が総武線快速と直結して東京が途中駅になったのは1972年(昭47)。今年は「上野東京ライン」で東海道線が東北線とつながり、湘南電車も途中駅化した。現在は終点の京葉線地下駅にも新宿方面への延伸論がある。

 始発でなくなる最大のデメリットは「席に座れないこと」。これは近年、地下鉄とつながって途中駅化した東急線渋谷駅などの利用客からも、よく聞かれるグチだ。とはいえ先の駅まで乗り換えなしで行ける利便性とのトレードオフだから、痛し痒(かゆ)しではある。

 東京駅の東海道新幹線と東北・上越新幹線のホームは隣接しているが、運行会社も電圧などのシステムも異なるから、将来も直結は想像しにくい。東京駅が“日本最高駅”である最後の砦(とりで)は新幹線か。

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日刊工業新聞2015年06月26日 1面「コラム・産業春秋」より

COMMENT

明豊
デジタルメディア局
局長

パリやロンドンなどは主要駅が分散しているけど、ミラノやローマ、バルセロナなどは中央駅に集中している。ニューヨークはグランド・セントラル駅が有名だが、ペンシルベニア駅もある。先進国の中でも、一つの駅にこれだけ路線が集中する大都市も珍しい。海外にも「鉄道あるある」はあるのだろう。

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