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ホテル客室に必須の電話、スマホに代わると何が良い?

handy Japan、ホテルの宿泊客向けスマホ無料レンタルサービス
 handy Japan(東京都港区、勝瀬博則社長、050・3716・8800)は1日、ホテル宿泊客が無料で使えるスマートフォンのレンタルサービス「handy」を日本で開始すると発表した。宿泊客は国内外通話や通信、コンシェルジュサービスを利用でき、旅行情報や割引チケットなどを取得できる。ホテルは宿泊客へのサービスを向上できる。1年間で20万室への導入を目指す。

 handyは、ホテルが支払う月980円(消費税抜き)の利用料と広告収入などによって提供する。日本ではロイヤルパークホテル(東京都中央区)が初めて、7月1日からサービスを始める。同ホテルの笹井高志常務総支配人は「新しい業界スタンダードになる」と期待する。ホテルは観光情報の分析などにも利用できる。

 海外では約11万室への導入実績がある。日本での事業開始にあたり、シャープがhandy Japanに約14%を出資し、端末を提供する。シャープはIoT(モノのインターネット)基盤を使ったビジネスを拡大する考えで、handyがその第1弾となる。
左からシャープの長谷川氏、handyの勝瀬社長、ロイヤルパークホテルの笹井氏
日刊工業新聞2017年6月2日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
客室に必ずおいてある電話。ホテルで分からないことがあればフロントに電話して聞いたり、客室に置いてある案内冊子を見たりしますが、それがすべてスマホで済めばすごく楽。さらに周辺観光情報を取得できたり、おすすめ情報が得られるのも旅行者にとっては心強いもの。ホテル側も客に合わせて広告を効果的に掲載したり、利用状況を得てサービスに生かしたりと、双方にとってメリットがあります。

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