護衛艦「あしがら」、金曜日はカレーの日だった
旧海軍以来の名物で邪悪を払う
海上自衛隊の佐世保基地(長崎県佐世保市)に停泊する護衛艦「あしがら」を見学した。世界最高水準の防空能力を備えるイージスシステムを搭載した最新鋭艦で、複数の目標を同時に把握しながら迎撃できる。
半径数百キロメートルを覆う強力なレーダーと高性能コンピューターを用い、100以上のミサイルや航空機を追尾して、同時に10以上の標的を対空ミサイルなどで迎撃する。4月下旬に太平洋上で実施された日米共同訓練では、米海軍の原子力空母「カールビンソン」の護衛に当たった。
艦橋に上がり、見上げると、さまざまなレーダーから強力な電磁波が出ていることを感じる。「いつもは金曜日と決まっていますが、今日は特別にお出しします」。士官室で旧海軍以来の名物であるカレーライスをごちそうになった。
29日早朝、北朝鮮が再び弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域内に落下した。度重なる国際社会の警告を無視し、挑発し続ける北朝鮮の態度に強い憤りを感じる。
イージスとは、ギリシャ神話の中で最高神ゼウスが娘の女神アテナに与えた「万能の盾」を指し、あらゆる邪悪を払う能力があるとされる。仮に邪悪が降りかかっても、確実に振り払ってもらいたい。
半径数百キロメートルを覆う強力なレーダーと高性能コンピューターを用い、100以上のミサイルや航空機を追尾して、同時に10以上の標的を対空ミサイルなどで迎撃する。4月下旬に太平洋上で実施された日米共同訓練では、米海軍の原子力空母「カールビンソン」の護衛に当たった。
艦橋に上がり、見上げると、さまざまなレーダーから強力な電磁波が出ていることを感じる。「いつもは金曜日と決まっていますが、今日は特別にお出しします」。士官室で旧海軍以来の名物であるカレーライスをごちそうになった。
29日早朝、北朝鮮が再び弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域内に落下した。度重なる国際社会の警告を無視し、挑発し続ける北朝鮮の態度に強い憤りを感じる。
イージスとは、ギリシャ神話の中で最高神ゼウスが娘の女神アテナに与えた「万能の盾」を指し、あらゆる邪悪を払う能力があるとされる。仮に邪悪が降りかかっても、確実に振り払ってもらいたい。
日刊工業新聞2017年5月30日「産業春秋」より