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ドコモ、球体ドローンで広告表示

来年度に商用化
ドコモ、球体ドローンで広告表示

浮遊しLED光を点灯した状態のドローン

 NTTドコモは飛行ロボット(ドローン)を活用し、360度映像を表示しながら飛行する広告ディスプレー「浮遊球体ドローンディスプレー」を世界で初めて開発した。発光ダイオード(LED)を並べた環状のフレーム内部にドローンを配置し、フレームを高速回転させながら飛行する。回転するLEDの光の残像が球体ディスプレーを作り、ドローンで任意の空間に動かすことで、広告をどこからでも見えるようにできる。2018年度の商用化を目指す。

 球形ディスプレーの最大直径は約88センチメートルで、重量は3・4キログラム。コンサート会場やスタジアムなどのイベント会場での演出や、会場内を飛び回る広告媒体としての活用を想定している。
浮遊球体ドローンディスプレーの外観
日刊工業新聞2017年4月25日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
ドローンを活用した球体ディスプレーの開発には、ドローンのプロペラによる空気抵抗やディスプレー搭載による重量増加などの課題があったが、LEDの光の残像でディスプレーを表示する技術を応用することで、これを克服した。

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