“外資の顔”、登用相次ぐパナソニック。SAPジャパンの馬場氏招へい

イノベーション新組織の副本部長に

 パナソニックは4月1日付で、本社技術部門に「ビジネスイノベーション本部」を新設する。約130人の組織で、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)技術を生かしたビジネスモデルの創出を目指す。本部長を宮部義幸専務が兼務し、副本部長にSAPジャパンバイスプレジデントチーフイノベーションオフィサーの馬場渉氏を迎える。

 馬場氏は、北米子会社「パナソニックノースアメリカ」の副社長を兼務する。グローバルな視点で社内外のパートナーと連携しながらパナソニックのビジネス革新を先導する。これによりAIやIoTなど最新技術を活用し、新しいビジネスモデルを生み出していく考えだ。

 また、本社技術部門「テクノロジー&デザイン部門」は同日付で「イノベーション推進部門」に名称を変更する。

日刊工業新聞2017年3月29日



マイクロソフトの樋口会長はいきなり専務へ


 パナソニックは28日、樋口泰行日本マイクロソフト会長を6月29日付で代表取締役に迎える役員人事を発表した。4月1日付で組織を改める社内カンパニー「コネクティッドソリューションズ社(現AVC社)」の社長に就く。社外から代表取締役と社内カンパニートップに就けるのは同社では異例だ。

 樋口氏は松下電器産業(現パナソニック)を92年に退職した後、米ボストンコンサルティンググループを経て、日本ヒューレット・パッカードやダイエーの社長などを歴任した。米アップルなど外資系IT企業に在籍した経験や人脈を生かし、米国を中心とするBツーBシステム事業を引っ張る。

 一方、現在AVC社社長を務める榎戸康二専務は6月29日に取締役を外れて参与となる。米国の航空機向けエンターテインメント機器事業が連邦海外腐敗行為防止法と米国証券関連法に基づいて米当局の調査を受けたことと関係していると見られる。

 また、取締役会の体制の見直しも行い、社外取締役割合を3分の1以上とすることも決めた。

日刊工業新聞2017年3月1日

明 豊

明 豊
03月29日
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樋口さんもサプライズでしたが、馬場さんの人事も結構驚き。SAPの日本法人の顔でしたから。企業体質、収益構造がなかなか変わらないパナソニックに、津賀社長の危機感が伝わってくる。

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