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百聞は一見にしかず、もちろん自転車事故も・・

VR体験の安全教室、NTT西日本が大阪府と実証実験
百聞は一見にしかず、もちろん自転車事故も・・

三つの視点から自転車事故を疑似体験できる

 NTT西日本は仮想現実感(VR)技術を活用して自転車事故を疑似体験する「VR自転車交通安全教室」の実証実験を始めた。2018年3月末まで大阪府内の交通安全教室で、中学生や高校生らに向けて実施。府外への拡大も予定する。

 実証実験は大阪府警察と協力して行う。最大5台のVR端末にコンテンツを配信。学生らは端末を装着し、交差点の巻き込み事故など三つの事例について、3次元(3D)のコンピューターグラフィックス(CG)で疑似体験できる。

 自転車や自動車の運転者と、全体を俯瞰(ふかん)する三つの視点から事故の状況を確認できる。体験者の視界を追跡し、周囲の状況に注意を払っているかなど安全運転度を5段階で評価する機能も備えた。
日刊工業新聞2017/3/22
尾本憲由
尾本憲由 Omoto Noriyoshi 大阪支社編集局経済部
大阪は自転車が多い。都心のオフィス街でも歩道を自転車が走り抜けていく。そんな光景に最初は驚いたが、さすがに慣れてしまった。しかし危険な運転にドキッとすることは今でも少なくない。たとえば信号が変わる直前の横断歩道。左折待ちの自動車の前を全速力で突っ込んでいくのはさすがに危険だろうが、毎日のように出くわす。ちなみに私事ですが、歩行者として自転車に激突した経験は一度だけあります。会社の前で・・・

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