保育園を落ちた人こそ地方移住にベストなタイミング説
文=田鹿倫基(日南市マーケティング専門官) それでどこの都市に移住すればいいの?
たくさんの仕事が空いている
地方は東京に比べて20-30年先に高齢化社会を迎えており、現役世代が続々と引退しており、たくさんの仕事(ポジション)に空きがでいるにもかかわらず、若者が少ないために、仕事・ポジション自体が無くなっていく、というケースが多いのです。
ですので、そういう地場会社の新規事業部長とか、中には社長の右腕(次期後継者)として採用されるケースも出てきており、地場企業からするとぜひとも入社してほしい人材だったりするわけです。
さらに通勤時間も短縮されるので、家族と過ごす時間が増えますし、家事も夫婦協力して行うことができるでしょう。結果として、一人の年収は減るものの、共働きが可能になるため世帯収入は上がる一方、子育てコスト、家賃も下がる。しかも緑豊かな環境の中で子育てができるわけです。
ということで、子育てフェーズに入ったタイミングを期に移住を検討することが、家計的にも最もお得です。インターネットで買い物もできますし、車で走れば大型ショッピングセンターもだいたいあります。
移住先はやっぱり開放的な地域がいい!
東京の人口のボリュームゾーンは40代後半から50代です。つまりその下の世代にとっては上の世代がつっかえてしまって、若い世代にチャンスが回ってきにくい構図になっていますし、地方でさえ子供が少ないので、今後東京に流入する若者はどんどん減っていきます。
昔のように地方で子供がたくさん生まれて、長男以外は上京する、というモデルは成り立たなくなってるわけです。 それであれば、現役世代の引退が増え、仕事・ポジションが増え続ける地方にさっさと移動して東京で得た知見を活かして仕事をしたほうが、精神的にも身体的にもそして経済的にも圧倒的に楽だと思います。
でも「夫婦ともに東京出身で移住先どうやって決めればいいか分からない」という方向けにマトリクスを作成しました。移住先はやっぱり、開放的な地域がいい! ということでご参考にしてくださいませ。閉鎖的かどうかはヤフー知恵袋で調べたもので、私の主観ではありません。関係都道府県の方々ご了承くださいませ。
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